尿路結石の危険因子|第105回医師国家試験D18

第105回医師国家試験 D18(2011年)

正答:b・d・e

問題

尿路結石症の危険因子はどれか。3つ選べ。

a.糖尿病

b.長期臥床

c.悪性腎硬化症

d.Cushing症候群

e.尿細管性アシドーシス

正答の理由

長期臥床による骨吸収亢進と高カルシウム尿、Cushing症候群、尿細管性アシドーシスが公式正答b・d・e。糖尿病も現在は尿酸結石などと関連することが知られるため、本問の2011年の採点上の選択肢と現在の広い疫学的知見を混同しない。

各選択肢の検討

a.糖尿病。誤り(2011年の本問の選択肢構成での公式採点)。糖尿病は尿酸結石などのリスクと関連しうることが現在知られているため、糖尿病全般を結石リスクでないと断定しない。本問の想定する典型的因子の組合せでは長期臥床、Cushing症候群、尿細管性アシドーシスが該当する。

b.長期臥床。正しい。長期臥床では骨吸収亢進などから高カルシウム尿を来し、カルシウム結石形成の危険が高まる。

c.悪性腎硬化症。誤り。高血圧性腎障害であり、それ自体は尿路結石の代表的な代謝性危険因子ではない。

d.Cushing症候群。正しい。高コルチゾール状態では骨代謝異常や高カルシウム尿、低クエン酸尿を来し、結石リスクとなる。

e.尿細管性アシドーシス。正しい。遠位尿細管性アシドーシスでは尿pH上昇や低クエン酸尿を通じてリン酸カルシウム結石が生じやすい。

覚えるポイント

尿路結石の危険因子は結石成分・尿pH・カルシウム排泄・クエン酸排泄などで整理する。

出典・参考資料

問題と正答の出典は厚生労働省です。解説は本サイトが作成した学習用の解説で、厚生労働省の公式解説ではありません。出題時点の設問に沿って説明しています。

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