第105回医師国家試験 D17(2011年)
正答:a・b
問題
周産期異常と発症時期の組合せで正しいのはどれか。2つ選べ。
a.微弱陣痛―分娩第1期
b.肩甲難産―分娩第2期
c.弛緩出血―分娩第2期
d.臍帯脱出―分娩第3期
e.常位胎盤早期剝離―分娩第3期
正答の理由
微弱陣痛は子宮口開大が進む分娩第1期の異常、肩甲難産は児頭娩出後に肩が出ない分娩第2期の異常であり、a・bが正しい。弛緩出血は胎盤娩出後の産後出血、臍帯脱出と常位胎盤早期剝離は胎児娩出前に起こる。
各選択肢の検討
a.微弱陣痛―分娩第1期。正しい。微弱陣痛は陣痛が弱く子宮口開大が進まない分娩遷延の原因となり、分娩第1期に問題となる。
b.肩甲難産―分娩第2期。正しい。児頭娩出後に肩が娩出されない状態で、児頭が出てから体幹娩出までの第2期に起こる。
c.弛緩出血―分娩第2期。誤り。子宮弛緩による出血は胎盤娩出後の産後出血であり、分娩第2期の異常ではない。
d.臍帯脱出―分娩第3期。誤り。臍帯脱出は胎児娩出前に臍帯が先進部より下方に出る緊急事態であり、第3期(児娩出後から胎盤娩出まで)ではない。
e.常位胎盤早期剝離―分娩第3期。誤り。常位胎盤早期剝離は胎児娩出前に胎盤が子宮壁から剝離する産科異常である。
覚えるポイント
分娩第1期は陣痛開始から子宮口全開大、第2期は全開大から児娩出、第3期は児娩出から胎盤娩出。
出典・参考資料
問題と正答の出典は厚生労働省です。解説は本サイトが作成した学習用の解説で、厚生労働省の公式解説ではありません。出題時点の設問に沿って説明しています。