胃およびS状結腸の軸捻転|第105回医師国家試験D14

第105回医師国家試験 D14(2011年)

正答:a・d

問題

軸捻転症が起こり得るのはどれか。2つ選べ。

a.胃

b.十二指腸

c.下行結腸

d.S状結腸

e.直腸

正答の理由

胃は支持靱帯の弛緩や横隔膜ヘルニアなどに伴って捻転し、S状結腸は長く可動性のある腸間膜を軸に捻転しやすいためaとdが正しい。

各選択肢の検討

a.胃。正しい。胃は長軸または短軸の周りに180度以上回転する胃軸捻転を起こすことがある。

b.十二指腸。誤り。十二指腸の大部分は後腹膜に固定され、胃やS状結腸のような代表的な軸捻転部位ではない。

c.下行結腸。誤り。下行結腸は後腹膜に固定されて可動性が低く、捻転を起こしやすい部位ではない。

d.S状結腸。正しい。長く可動性のあるS状結腸が腸間膜を軸に回転し、腸閉塞を来すことがある。

e.直腸。誤り。骨盤内に固定される直腸は、典型的な腸軸捻転部位ではない。

覚えるポイント

胃とS状結腸は軸捻転を起こし得る。腸管では長く可動性のあるS状結腸が代表部位。

出典・参考資料

問題と正答の出典は厚生労働省です。解説は本サイトが作成した学習用の解説で、厚生労働省の公式解説ではありません。出題時点の設問に沿って説明しています。

第105回の一覧へ戻る

タイトルとURLをコピーしました