第105回医師国家試験 B38(2011年)
正答:採点対象から除外(公式正答なし)
問題
多剤耐性緑膿菌(MDRP)と判断するために、感受性試験で抵抗性を証明すべき抗菌薬はどれか。3つ選べ。
a.ニューキノロン系
b.カルバペネム系
c.アミノ配糖体系
d.ペニシリン系
e.セフェム系
正答の理由
本問は厚生労働省の個別通知により全員が採点対象から除外され、公式正答はありません。通知理由は「問題自体は適切だが受験生には難しすぎるため」です。推定した選択肢を公式正答として扱いません。 参考として、日本の薬剤耐性緑膿菌の届出基準では、イミペネム、アミカシン、シプロフロキサシンに対する耐性が判定に用いられます。以下はその医学的な整理であり、公式正答の補完ではありません。
各選択肢の検討
a.ニューキノロン系。参考:シプロフロキサシンなどフルオロキノロンに対する耐性が日本の判定基準に含まれる。
b.カルバペネム系。参考:イミペネムなどに対する耐性が日本の判定基準に含まれる。
c.アミノ配糖体系。参考:アミカシンに対する耐性が日本の判定基準に含まれる。
d.ペニシリン系。耐性を示す場合はあるが、日本の届出基準で指定される3系統の判定項目ではない。
e.セフェム系。耐性を示す場合はあるが、日本の届出基準で指定される3系統の判定項目ではない。
覚えるポイント
採点除外問題では、医学的な参考説明と公式正答の有無を分けて記録します。
出典・参考資料
- 厚生労働省:第105回医師国家試験問題および正答
- Manual of Antimicrobial Stewardship, 3rd Edition – Separate Volume
- 第105回医師国家試験における採点除外等の取扱いとした問題について B38
- 感染症届出基準の改正通知:43 薬剤耐性緑膿菌感染症(平成25年9月30日)
問題と正答の出典は厚生労働省です。解説は本サイトが作成した学習用の解説で、厚生労働省の公式解説ではありません。出題時点の設問に沿って説明しています。