ショックの分類と原因|第105回医師国家試験B25

第105回医師国家試験 B25(2011年)

正答:a

問題

ショックと原因の組合せで誤っているのはどれか。

a.血管原性ショック―重症下痢

b.閉塞性ショック―緊張性気胸

c.心原性ショック―拡張型心筋症

d.神経原性ショック―高位脊髄麻酔

e.アナフィラキシーショック―薬物アレルギー

正答の理由

重症下痢による循環血液量の減少は、血管拡張を主体とする血管原性(分布異常性)ではなく、循環血液量減少性ショックを起こします。したがって誤りはaです。

各選択肢の検討

a.血管原性ショック―重症下痢。正しい。誤った組合せです。重症下痢では体液喪失による循環血液量減少性ショックが中心で、血管原性ショックとは分類が異なります。

b.閉塞性ショック―緊張性気胸。誤り。胸腔内圧上昇が静脈還流を妨げ、閉塞性ショックを起こします。

c.心原性ショック―拡張型心筋症。誤り。重症例では心収縮不全による心原性ショックの原因になり得ます。

d.神経原性ショック―高位脊髄麻酔。誤り。交感神経緊張の低下により血管拡張と低血圧を起こし得ます。

e.アナフィラキシーショック―薬物アレルギー。誤り。薬物によるアナフィラキシーは血管拡張などを伴うショックの原因になります。

覚えるポイント

下痢は体液喪失による循環血液量減少性、緊張性気胸は閉塞性、アナフィラキシーや神経原性は血管拡張性ショック。

出典・参考資料

問題と正答の出典は厚生労働省です。解説は本サイトが作成した学習用の解説で、厚生労働省の公式解説ではありません。出題時点の設問に沿って説明しています。

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