視覚誘発電位と視神経|第105回医師国家試験B24

第105回医師国家試験 B24(2011年)

正答:b

問題

視覚誘発電位が異常を示すのはどれか。

a.角膜潰瘍

b.視神経炎

c.春季カタル

d.硝子体混濁

e.動眼神経麻痺

正答の理由

視覚誘発電位は視覚刺激に対する視覚路の電気反応を記録します。視神経炎では視神経の伝導遅延などが生じ、異常を示します。正答はbです。 ただしVEPの異常は視神経炎に特異的ではなく、透光体混濁や固視不良も検査結果に影響し得ます。

各選択肢の検討

a.角膜潰瘍。選びません。角膜の病変であり、視神経炎のような視覚路伝導障害が主病変ではありません。ただし角膜混濁による視覚入力の低下はVEPに影響し得ます。

b.視神経炎。正しい。視神経の脱髄や伝導障害により、視覚誘発電位の潜時延長などがみられます。

c.春季カタル。誤り。結膜のアレルギー性炎症であり、視覚路の伝導障害を主病変としません。

d.硝子体混濁。選びません。透光体の混濁であり、視神経炎のような伝導障害が主病変ではありません。ただし混濁が強いとパターンVEPの評価を妨げるため、「VEPに影響しない」とは断定できません。

e.動眼神経麻痺。誤り。眼球運動を担う遠心性神経の障害であり、視覚誘発電位が評価する視覚入力路の障害ではありません。

覚えるポイント

視覚誘発電位は視覚路の機能を評価し、視神経炎では伝導遅延を検出できる。

出典・参考資料

問題と正答の出典は厚生労働省です。解説は本サイトが作成した学習用の解説で、厚生労働省の公式解説ではありません。出題時点の設問に沿って説明しています。

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