胃食道逆流症の治療|第105回医師国家試験A52

第105回医師国家試験 A52(2011年)

正答:AE

問題

4歳の男児。頻回のげっぷを主訴に来院した。

半年前から次第にげっぷの回数が増えてきた。

心音と呼吸音とに異常を認めない。腹部は平坦、軟で、肝・脾を触知せず、圧痛を認めない。24時間下部食道pHモニタリングの結果(別冊No.19)を別に示す。

この疾患に対する有効な治療法はどれか。2つ選べ。

a.手術

b.食後臥位

c.鎮痙薬投与

d.カウンセリング

e.酸分泌抑制薬投与

24時間下部食道pHモニタリング(別冊No.19)
No.19 / 出典:厚生労働省・第105回A別冊(原本の該当ページ)

正答の理由

24時間pHモニタリングは酸逆流を示し、胃食道逆流症が考えられます。酸分泌抑制薬は酸関連症状の治療に用いられ、客観的に逆流が確認され、十分な内科治療に抵抗する場合や重い合併症などで適応がある場合には逆流防止手術を検討します。小児では症状・成長・合併症を評価したうえで個別に治療します。

画像の見方

食道内pHが低下する酸逆流イベントを認める。

各選択肢の検討

a.手術:GERDが確実で、適切な内科治療に抵抗する例や重い合併症を伴う例では逆流防止手術が有効です。本例全員に直ちに手術するという意味ではありません。正答。

b.食後臥位:食後すぐに横になることは逆流を助長し得ます。

c.鎮痙薬投与:鎮痙薬は胃食道逆流症の標準的治療ではありません。

d.カウンセリング:心理的要因への介入だけでは酸逆流そのものを治療しません。

e.酸分泌抑制薬投与:酸分泌抑制薬は酸関連症状に対する治療選択肢です。正答。

覚えるポイント

胃食道逆流症の治療

出典・参考資料

問題と正答の出典は厚生労働省です。解説は本サイトが作成した学習用の解説で、厚生労働省の公式解説ではありません。出題時点の設問に沿って説明しています。

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