急性副腎不全の血液検査|第105回医師国家試験A13

第105回医師国家試験 A13(2011年)

正答:a・c

問題

急性副腎不全時に血中で低下するのはどれか。2つ選べ。

a.ブドウ糖

b.尿酸

c.ナトリウム

d.カリウム

e.カルシウム

正答の理由

原発性副腎皮質機能低下ではコルチゾール不足により糖新生が低下し、低血糖を来すことがあります。アルドステロン不足は腎でのナトリウム保持を弱めて低Na血症を起こし、カリウムは排泄低下により上昇しやすくなります。

各選択肢の検討

a.ブドウ糖。正しい。コルチゾール不足では糖新生が低下し、特に小児や重症例で低血糖を来すことがあります。

b.尿酸。誤り。低尿酸血症は副腎不全の典型的な所見ではなく、設問の代表的な電解質・代謝異常ではありません。

c.ナトリウム。正しい。原発性副腎不全ではアルドステロン不足により腎からのNa喪失が増え、低Na血症を来します。

d.カリウム。誤り。原発性副腎不全ではアルドステロン不足でK排泄が低下するため、高K血症になりやすく、血中低下ではありません。

e.カルシウム。誤り。カルシウム低下は急性副腎不全の代表的な血液所見ではありません。

覚えるポイント

原発性副腎不全では低Na血症と、コルチゾール不足による低血糖が起こり得る。Kは低下せず上昇方向。

出典・参考資料

問題と正答の出典は厚生労働省です。解説は本サイトが作成した学習用の解説で、厚生労働省の公式解説ではありません。出題時点の設問に沿って説明しています。

第105回の一覧へ戻る

タイトルとURLをコピーしました