第105回医師国家試験 A12(2011年)
正答:b・d
問題
エストロゲンの欠乏が原因でみられる症状はどれか。2つ選べ。
a.便秘
b.多汗
c.めまい
d.のぼせ
e.性器出血
正答の理由
公式正答は多汗とのぼせです。更年期の血管運動神経症状ではほてり・のぼせと発汗が典型です。ただしめまいも更年期に伴って訴えられることがあり、「エストロゲン欠乏と無関係」とは言い切れません。選択数と当時の標準的な症状分類に基づく公式キーとして提示します。
各選択肢の検討
a.便秘。誤り。便秘は更年期に併存し得ますが、典型的な血管運動神経症状ではなく、設問の代表的エストロゲン欠乏症状として公式キーは選んでいません。
b.多汗。正しい。更年期の血管運動神経症状である発汗・寝汗は、ほてりやのぼせとともにみられます。
c.めまい。公式キーでは選ばれない。めまいは更年期に併存・関連して訴えられる場合もあり、エストロゲン欠乏と無関係と断定できません。設問の2つ選択では、典型的な血管運動症状であるb・dが公式正答です。
d.のぼせ。正しい。エストロゲン低下に関連する代表的な血管運動神経症状で、顔や上半身の急な熱感として感じられます。
e.性器出血。誤り。閉経後出血は典型的な更年期血管運動症状ではなく、原因を評価すべき徴候です。
覚えるポイント
更年期の典型的な血管運動症状はほてり・のぼせと発汗。めまいの訴えもあり得るため、設問の公式キーを絶対的な除外基準と誤読しない。
出典・参考資料
問題と正答の出典は厚生労働省です。解説は本サイトが作成した学習用の解説で、厚生労働省の公式解説ではありません。出題時点の設問に沿って説明しています。