気管支喘息の病理所見(採点除外)|第104回医師国家試験I36

第104回医師国家試験 I36(2010年)

正答:採点対象から除外(公式正答なし)

問題

気管支喘息の病理所見として正しいのはどれか。2つ選べ。

a.平滑筋層の肥厚

b.リンパ球の浸潤

c.細気管支の破壊

d.基底膜部の線維化

e.気道上皮の過形成

正答の理由

公式正答値表ではこの問の番号も正答欄も空欄で、採点対象から除外されています。除外の個別理由を示す一次資料は未取得なので、理由は推測しません。以下の各肢の説明は学習用の参考で、公式正答の代わりではありません。参考として、確認した資料ではa・b・d・eに対応する変化がいずれも喘息で記載され、cだけが喘息の特徴に当たりません。これは資料の記載の整理であり、除外の理由や正答を示すものではありません。

各選択肢の検討

a.平滑筋層の肥厚。参考:気道リモデリングの代表所見で、平滑筋の肥大・過形成が気道を狭め、反応性を高めます。

b.リンパ球の浸潤。参考:Th2細胞などのCD4陽性T細胞が好酸球・肥満細胞とともに気道上皮や平滑筋に炎症性浸潤を形成します。

c.細気管支の破壊。参考:喘息の気道炎症で組織障害と修復は起こりますが、確認した資料では喘息の典型的な病理所見として細気管支の破壊は挙げられていません。肺実質の破壊を特徴とする肺気腫はCOPDの病態として別に記載されます。

d.基底膜部の線維化。参考:上皮下線維化と網状基底膜の肥厚は喘息で記載される変化です。喘息に特異的とはいえず、ほかの気道疾患でも報告があります。

e.気道上皮の過形成。参考:杯細胞の過形成が上皮の変化として記載されます。上皮全体の過形成というより杯細胞の増加として理解します。上皮剝離の所見は標本作成時の人工的変化の可能性も指摘されています。

覚えるポイント

採点除外問で公式正答はない。喘息の気道リモデリングは平滑筋肥厚・上皮下線維化・杯細胞過形成・慢性炎症として整理する。

出典・参考資料

問題と正答の出典は厚生労働省です。解説は本サイトが作成した学習用の解説で、厚生労働省の公式解説ではありません。出題時点の設問に沿って説明しています。

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