多関節型若年性特発性関節炎の検査所見|第104回医師国家試験I15

第104回医師国家試験 I15(2010年)

正答:採点対象から除外(公式正答なし)

問題

多関節型の若年性特発性関節炎で認められる検査所見はどれか。2つ選べ。

a.補体低下

b.血小板減少

c.フェリチン高値

d.リウマトイド因子〈RF〉陽性

e.matrix metalloproteinase-3〈MMP3〉高値

正答の理由

公式正答値表ではこの問の番号も正答欄も空欄で、採点対象から除外されています。除外の個別理由を示す一次資料は未取得なので、理由は推測しません。以下の各肢の説明は学習用の参考で、公式正答の代わりではありません。参考として、RF陽性多関節炎では血清MMP-3やヒアルロン酸の高値例が多く、RF陰性多関節炎でもMMP-3は軽度〜高度に上昇します。一方、フェリチン高値は全身型の所見として記載されています。

各選択肢の検討

a.補体低下。参考:補体の低下は活動性SLEなどで知られる所見です。確認した資料の多関節型の検査所見の記載に補体低下はなく、多関節型の補体を直接論じた記載も確認できませんでした。

b.血小板減少。参考:確認した資料の多関節型の検査所見の記載に血小板減少はありません。全身型では経過とともに血小板増多が出現するとされ、血小板減少はSLEの所見として挙げられています。多関節型の血小板値を直接示す記載は確認できませんでした。

c.フェリチン高値。参考:高サイトカイン血症を反映する全身型の所見で、特に高値はマクロファージ活性化症候群のリスクとされます。

d.リウマトイド因子〈RF〉陽性。参考:多関節型はRF陰性型と陽性型に分かれ、RFは通常陰性で、一部(主に青年期の女児)が陽性です。RF陽性型は成人の関節リウマチに近い病態とされます。全例の所見ではありません。

e.matrix metalloproteinase-3〈MMP3〉高値。参考:関節滑膜炎を反映するマーカーで、多関節炎では高値例が多いとされます。

覚えるポイント

採点除外問で公式正答はない。多関節型はRFの有無で分かれMMP-3が上がりやすく、フェリチン高値は全身型の所見、という学習にとどめる。

出典・参考資料

問題と正答の出典は厚生労働省です。解説は本サイトが作成した学習用の解説で、厚生労働省の公式解説ではありません。出題時点の設問に沿って説明しています。

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