人工培地で発育しない抗酸菌|第104回医師国家試験I8

第104回医師国家試験 I8(2010年)

正答:e

問題

人工培地で発育しない菌はどれか。

a.Mycobacterium tuberculosis

b.Mycobacterium kansasii

c.Mycobacterium avium

d.Mycobacterium intracellulare

e.Mycobacterium leprae

正答の理由

らい菌(M. leprae)は人工培地で培養できず、Hansen病の確定は生検の顕微鏡検査や分子検査で行います。結核菌と非結核性抗酸菌は培養が診断の基本です。正解はeです。

各選択肢の検討

a.Mycobacterium tuberculosis。発育する。結核の確定には喀痰培養が行われます。

b.Mycobacterium kansasii。発育する。肺感染を起こす非結核性抗酸菌の一つで、抗酸菌染色と培養で診断します。

c.Mycobacterium avium。発育する。M. intracellulareとともにMAC(M. avium complex)を構成し、喀痰培養で結核と区別します。

d.Mycobacterium intracellulare。発育する。M. aviumと近縁のMAC構成菌で、非結核性抗酸菌症の多くを占め、やはり培養で同定します。

e.Mycobacterium leprae。発育しない(正解)。人工培地に発育しないため、診断は皮膚生検の顕微鏡検査や分子検査によります。

覚えるポイント

らい菌は人工培地で培養できない。これがHansen病の診断法が生検と分子検査である理由。

出典・参考資料

問題と正答の出典は厚生労働省です。解説は本サイトが作成した学習用の解説で、厚生労働省の公式解説ではありません。出題時点の設問に沿って説明しています。

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