躁状態の症状と過眠の区別|第104回医師国家試験F6

第104回医師国家試験 F6(2010年)

正答:a

問題

躁状態でみられないのはどれか。

a.過眠

b.観念奔逸

c.気分高揚

d.誇大妄想

e.談話心迫

正答の理由

躁状態では睡眠欲求が減少し、少ない睡眠でも活動的に過ごします。過眠はこれと逆方向の症状で、抑うつエピソードの症状として挙げられます。公式正答はaです。躁の診断項目には、自尊心の肥大、睡眠欲求の減少、多弁、観念奔逸、活動性の亢進などがあります。

各選択肢の検討

a.過眠は躁状態でみられず、正答。躁では睡眠欲求が減少します。過眠は抑うつエピソードで不眠とともに挙げられる症状です。

b.観念奔逸は躁状態でみられる。考えが次々と湧いて話題が飛びます。「みられない」を問う設問なので正答になりません。

c.気分高揚は躁状態の中核症状で、持続する高揚気分や易怒性が基本にあります。「みられない」を問う設問なので正答になりません。

d.誇大妄想は躁状態でみられる。自尊心の肥大や誇大性は診断項目で、極端な躁状態では自分は偉大な人物の生まれ変わりだといった誇大妄想を抱くことがあります。「みられない」を問う設問なので正答になりません。

e.談話心迫は躁状態でみられる。話し続けずにいられず、遮りにくい切迫した話し方です。「みられない」を問う設問なので正答になりません。

覚えるポイント

躁は睡眠欲求の減少、過眠は抑うつ側の症状。

出典・参考資料

問題と正答の出典は厚生労働省です。解説は本サイトが作成した学習用の解説で、厚生労働省の公式解説ではありません。出題時点の設問に沿って説明しています。

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