脊椎MRIの正常信号|第104回医師国家試験E40

第104回医師国家試験 E40(2010年)

正答:a

問題

正常脊柱のMRIのT1強調像とT2強調像とで、ともに低信号を呈するのはどれか。

a.骨皮質

b.赤色髄

c.黄色髄

d.脳脊髄液

e.椎間板髄核

正答の理由

皮質骨は脂肪や水の信号が乏しく、通常の撮像では信号がほとんど出ません。このためT1強調像でもT2強調像でも低信号になります。公式正答はaです。脂肪と水の信号の違いを組み合わせると、他の肢も区別できます。

各選択肢の検討

a.骨皮質。正しい。脂肪や水のような信号源が乏しく、T1強調像でもT2強調像でも暗く写ります。脊椎の骨撮像の研究でも、骨が周囲より暗く写る画像を白黒反転してCT様に見せる方法が使われています。

b.赤色髄。誤り。T1強調像では椎間板と比べて低〜中等度の信号ですが、T2強調像では中等度の信号です。両方で低信号とはいえません。

c.黄色髄。誤り。脂肪が主体で、T1緩和時間が短いためT1強調像で高信号です。

d.脳脊髄液。誤り。水なのでT1強調像で低信号ですが、T2強調像で高信号です。

e.椎間板髄核。誤り。正常な髄核はT1強調像で筋と同程度、水分を多く含むためT2強調像で高信号です。変性した椎間板ではT2信号が低下しますが、設問は正常脊柱です。

覚えるポイント

両方で低信号=皮質骨。脂肪はT1で高信号、水はT2で高信号、正常髄核もT2で高信号。

出典・参考資料

問題と正答の出典は厚生労働省です。解説は本サイトが作成した学習用の解説で、厚生労働省の公式解説ではありません。出題時点の設問に沿って説明しています。

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