気道の解剖|第104回医師国家試験E24

第104回医師国家試験 E24(2010年)

正答:d

問題

気道の解剖について正しいのはどれか。

a.気管は食道の左前方に位置している。

b.主気管支は右の方が長い。

c.気管支は肺静脈と伴走する。

d.終末細気管支は呼吸細気管支に移行する。

e.呼吸細気管支には軟骨がある。

正答の理由

気道は気管支から細気管支、終末細気管支へ分岐し、呼吸細気管支からガス交換を行う呼吸領域が始まります。公式正答はdです。食道は気管の左後方にあり、主気管支は左が長く、気管支に沿うのは肺動脈の枝で肺静脈の枝は小葉間隔壁を走り、細気管支に軟骨はありません。

各選択肢の検討

a.気管は食道の左前方に位置している。誤り。食道が気管の左後方を下行するので、気管は食道の右前方にあたります。

b.主気管支は右の方が長い。誤り。左主気管支は右のほぼ2倍の長さで、水平に近く分岐します。右は短く急峻です。

c.気管支は肺静脈と伴走する。誤り。気管支に沿って走るのは肺動脈の枝です。肺静脈の枝は小葉間隔壁の中を走り、気管支や肺動脈枝とは並走しません。

d.終末細気管支は呼吸細気管支に移行する。正しい。導管領域の終わりが終末細気管支で、呼吸細気管支から呼吸領域が始まり肺胞管へ続きます。

e.呼吸細気管支には軟骨がある。誤り。軟骨は気管と気管支にあり、細気管支の壁は軟骨を持たず筋性です。呼吸細気管支は最も細い細気管支です。

覚えるポイント

食道は気管の左後方、主気管支は左が長い、気管支に伴走するのは肺動脈、細気管支に軟骨なし。

出典・参考資料

問題と正答の出典は厚生労働省です。解説は本サイトが作成した学習用の解説で、厚生労働省の公式解説ではありません。出題時点の設問に沿って説明しています。

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