細菌性腟症の帯下|第104回医師国家試験D20

第104回医師国家試験 D20(2010年)

正答:d

問題

細菌性腟症の帯下所見はどれか。

a.黄褐色

b.泡沫状

c.pH<3.0

d.アミン臭

e.シダ状結晶

正答の理由

細菌性腟症は乳酸桿菌が減少し嫌気性菌が増える腟内細菌叢の異常です。帯下は灰白色で薄く均一で、魚のような臭いがあり、10%水酸化カリウムを加えると臭いが強くなります(whiff test)。この臭いがアミン臭で、dが正答です。

各選択肢の検討

a.黄褐色。誤り。本症の帯下は白〜灰色(ときに緑色)です。黄緑色の帯下はトリコモナス腟炎で記載されます。

b.泡沫状。誤り。泡沫状の帯下はトリコモナス腟炎の特徴として示されます。本症は薄く均一で腟壁を覆います。

c.pH<3.0。誤り。正常の腟内pHは3.8〜4.2で、本症では4.5を超えて上昇します。

d.アミン臭。正しい。魚臭様の臭いがwhiff testで確認でき、診断項目の一つです。

e.シダ状結晶。誤り。腟分泌液のシダ状結晶は前期破水の羊水の確認に使う所見で、細菌性腟症の所見ではありません。

覚えるポイント

細菌性腟症:灰白色で薄く均一、pH>4.5、魚臭(アミン臭)。泡沫状はトリコモナス。

出典・参考資料

問題と正答の出典は厚生労働省です。解説は本サイトが作成した学習用の解説で、厚生労働省の公式解説ではありません。出題時点の設問に沿って説明しています。

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