第104回医師国家試験 C15(2010年)
正答:a
問題
業務独占が認められているのはどれか。
a.医師
b.保健師
c.社会福祉士
d.介護福祉士
e.理学療法士
正答の理由
医師法第17条は「医師でなければ、医業をなしてはならない」と定めており、典型的な業務独占です。他の4職種について確認した条文は、名称の使用を制限する内容(名称独占)です。理学療法士は、診療の補助として理学療法を行う権限はありますが、理学療法を独占する規定ではありません。該当条は、いずれも試験前の改正までを反映した2010年の法令データの写しと現行版で確認し、文言は同じです。
各選択肢の検討
a.医師。正しい。医師法第17条により、医師以外は医業を行えません。
b.保健師。誤り。保健師助産師看護師法第29条は保健師の名称を用いて業をすることを、第42条の3は名称の使用を制限する規定です。看護師の業務独占(第31条)とは区別します。
c.社会福祉士。誤り。社会福祉士及び介護福祉士法第48条第1項は、名称の使用制限です。
d.介護福祉士。誤り。同法第48条第2項の名称の使用制限です。
e.理学療法士。誤り。理学療法士及び作業療法士法第17条は名称の制限で、第15条は保助看法の特例として診療の補助を認める規定です。
覚えるポイント
業務独占は医師、名称独占は保健師・社会福祉士・介護福祉士・理学療法士と整理する。
出典・参考資料
- 厚生労働省:第104回医師国家試験問題および正答
- 医師法(e-Gov法令検索)
- 保健師助産師看護師法(e-Gov法令検索)
- 社会福祉士及び介護福祉士法(e-Gov法令検索)
- 理学療法士及び作業療法士法(e-Gov法令検索)
- 医師法(法令データ提供システム、2010年6月の写し、Internet Archive)
- 保健師助産師看護師法(法令データ提供システム、2010年6月の写し、Internet Archive)
- 社会福祉士及び介護福祉士法(法令データ提供システム、2010年3月の写し、Internet Archive)
- 理学療法士及び作業療法士法(法令データ提供システム、2010年6月の写し、Internet Archive)
問題と正答の出典は厚生労働省です。解説は本サイトが作成した学習用の解説で、厚生労働省の公式解説ではありません。出題時点の設問に沿って説明しています。