疾患と俗称|第104回医師国家試験C14

第104回医師国家試験 C14(2010年)

正答:a

問題

疾患とその俗称の組合せで正しいのはどれか。

a.褥瘡 ――― とこずれ

b.食中毒 ――― 湯あたり

c.蛇咬症 ――― こむら返り〈こぶら返り〉

d.寄生虫症 ――― たむし

e.ビタミンC欠乏症 ――― 鳥目

正答の理由

「とこずれ(床擦れ)」は、長い臥床で骨の突出部が圧迫されて血行不良となり壊死に陥る状態で、褥瘡(蓐瘡)のことです。MSDマニュアル日本語版も褥瘡の別名に「とこずれ」を挙げています。他の俗称は別の病態を指します。俗称の確認には医学事典の日本語版と国語辞典(いずれも二次資料)を使っています。

各選択肢の検討

a.褥瘡 ――― とこずれ。正しい。とこずれは褥瘡の俗称です。圧迫による皮膚・軟部組織の壊死です。

b.食中毒 ――― 湯あたり。誤り。湯あたりは長湯や入浴の繰り返しによる体調の変調です。温泉療養の開始後おおむね3日〜1週間前後に気分不快、不眠、消化器症状として現れることがあります。

c.蛇咬症 ――― こむら返り〈こぶら返り〉。誤り。こむら返りは、ふくらはぎ(こむら)の筋肉が痙攣してひきつることで、蛇咬症とは無関係です。

d.寄生虫症 ――― たむし。誤り。たむしは白癬の一種で、白癬は皮膚糸状菌の感染症です。寄生虫症ではありません。

e.ビタミンC欠乏症 ――― 鳥目。誤り。鳥目は夜盲症で、ビタミンA欠乏が主因です。ビタミンC欠乏症は壊血病です。

覚えるポイント

とこずれ=褥瘡、たむし=白癬、鳥目=夜盲(ビタミンA)、こむら返り=ふくらはぎの筋肉の痙攣。

出典・参考資料

問題と正答の出典は厚生労働省です。解説は本サイトが作成した学習用の解説で、厚生労働省の公式解説ではありません。出題時点の設問に沿って説明しています。

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