子宮体癌の危険因子|第104回医師国家試験B35

第104回医師国家試験 B35(2010年)

正答:a・b・c

問題

子宮体癌の危険因子はどれか。3つ選べ。

a.肥満

b.糖尿病

c.未経産

d.経口避妊薬服用

e.ヒトパピローマウイルス感染

正答の理由

子宮体癌(類内膜癌)の主な背景は、プロゲステロンで拮抗されないエストロゲンへの長期曝露です。肥満と未経産はいずれも、エストロゲンへの曝露が増える状態として危険因子に挙げられています。糖尿病も関連が報告されていますが、WHIのデータでは肥満を介する部分が大きいとされており、独立した影響の大きさには留保があります。

各選択肢の検討

a.肥満。正しい。過体重と肥満、成人後の体重増加は子宮体癌の増加と関連し、エストロゲン曝露の増加と関連する状態として挙げられています。

b.糖尿病。正しい。メタ解析でハザード比は約2と報告されています。ただし、その関連の多くは肥満で説明されるとする解析もあります。

c.未経産。正しい。エストロゲン曝露の増加と関連する生殖因子に挙げられます。経産婦は未経産婦より子宮体癌のリスクが約35%低いと報告されています。

d.経口避妊薬服用。誤り。エストロゲンとプロゲスチンの配合薬は1年以上の使用で子宮体癌を減らし、その効果は使用期間とともに大きくなります。中止後も長く続くとされます。

e.ヒトパピローマウイルス感染。誤り。HPVは子宮頸癌の主な原因で、子宮体癌の代表的な危険因子ではありません。頸癌と体癌の違いを問う肢です。

覚えるポイント

体癌は拮抗されないエストロゲン(肥満、未経産、糖尿病など)、頸癌はHPV。OCは体癌を減らす。

出典・参考資料

問題と正答の出典は厚生労働省です。解説は本サイトが作成した学習用の解説で、厚生労働省の公式解説ではありません。出題時点の設問に沿って説明しています。

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