光化学オキシダントの成分・生成条件・環境基準|第104回医師国家試験B7

第104回医師国家試験 B7(2010年)

正答:a・b・d

問題

光化学オキシダントについて正しいのはどれか。3つ選べ。

a.粘膜刺激作用がある。

b.オゾンが主成分である。

c.冬の早朝に発生しやすい。

d.環境基準が設定されている。

e.大気中の二酸化硫黄から生成される。

正答の理由

光化学オキシダントは、窒素酸化物と揮発性有機化合物が紫外線で光化学反応を起こして生じる酸化性物質で、主にオゾンからなります。目やのど、鼻の粘膜を刺激し、環境基準も定められています。公式正答はa・b・dです。環境基準の数値は2026年1月の告示で8時間値の基準に改定されており、当時の数値を現行値と混同しないようにします。

各選択肢の検討

a.粘膜刺激作用がある。正しい。高濃度では目やのど、鼻に刺激や痛みを生じ、重症例では手足のしびれや意識障害も報告されます。

b.オゾンが主成分である。正しい。環境基準の定義でも、オゾンやパーオキシアセチルナイトレートなどの光化学反応で生じる酸化性物質とされ、主体はオゾンです。

c.冬の早朝に発生しやすい。誤り。光化学反応には強い日射が必要で、日差しが強く気温が高く風の弱い日の日中に高濃度になりやすいとされています。

d.環境基準が設定されている。正しい。大気の汚染に係る環境基準の項目で、現行基準はオゾンとして8時間値0.07ppm以下かつ日最高8時間値の1年平均値0.04ppm以下です。

e.大気中の二酸化硫黄から生成される。誤り。前駆物質は工場の煙や自動車排出ガスなどに含まれる窒素酸化物と揮発性有機化合物です。

覚えるポイント

光化学オキシダントはNOxとVOCから紫外線で生じ、主成分はオゾン。日差しの強い日中に増え、粘膜を刺激する。

出典・参考資料

問題と正答の出典は厚生労働省です。解説は本サイトが作成した学習用の解説で、厚生労働省の公式解説ではありません。出題時点の設問に沿って説明しています。

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