上腕二頭筋反射の叩打部位|第103回医師国家試験H18

第103回医師国家試験 H18(2009年)

正答:b

問題

反射の診察において、ハンマーの叩打部位(別冊No. 1)を別に示す。

上腕二頭筋反射の誘発に適切な部位はどれか。

a.①

b.②

c.③

d.④

e.⑤

別冊No.1 右側に肩、左側に手がある腕の側面の線画。5本の矢印があり、①前腕遠位の上縁、②肘の屈側のくぼみ、③上腕近位の腋窩付近、④肘の伸側のすぐ近位、⑤手関節付近の下縁を指す。
別冊No.1 / 出典:厚生労働省・第103回H別冊(原本の該当ページ)

正答の理由

上腕二頭筋反射では、肘窩で腱を確かめ、検者の母指や指をその腱に当てて上から叩きます。図で肘の屈側(肘窩)を指すのは②です。正常なら上腕二頭筋が収縮して前腕が持ち上がります。神経支配は筋皮神経、髄節はC5・C6です。公式正答はbです。

画像の見方

腕の側面を描いた線画で、右に肩、左に手がある。矢印①は前腕遠位の上縁、②は肘の屈側のくぼみ(肘窩)、③は上腕近位の腋窩付近、④は肘の伸側で肘頭のすぐ近位、⑤は手関節付近の下縁を指す。

各選択肢の検討

a.①。誤り。前腕遠位の上縁を指します。腕橈骨筋反射は手関節の近位で橈骨側を叩きますが、図だけで橈骨側とは断定できません。いずれにせよ上腕二頭筋腱の部位ではありません。

b.②。正しい。肘窩の上腕二頭筋腱に相当します。

c.③。誤り。上腕の近位、腋窩付近を指しており、腱反射の叩打部位ではありません。

d.④。誤り。肘の伸側、肘頭のすぐ近位を指し、上腕三頭筋腱の位置に相当します。

e.⑤。誤り。手関節付近の下縁を指し、上腕二頭筋腱から離れています。

覚えるポイント

上腕二頭筋反射=肘窩の腱を指越しに叩く。上腕三頭筋反射は肘頭の近位。

出典・参考資料

問題と正答の出典は厚生労働省です。解説は本サイトが作成した学習用の解説で、厚生労働省の公式解説ではありません。出題時点の設問に沿って説明しています。

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