患者の解釈を聴く|第103回医師国家試験H6

第103回医師国家試験 H6(2009年)

正答:e

問題

高血圧の患者を診察中「私は血圧が高いほど調子がいいのです」という発言がみられた。

対応として最も適切なのはどれか。

a.別の話題に変える。

b.患者の発言を否定する。

c.通院を継続するかを確認する。

d.高血圧の合併症について説明する。

e.発言の根拠となる情報を聴取する。

正答の理由

患者の考え方は生物医学だけでなく生活や価値観の影響を受けます。なぜそう感じるのかを聞かないと、誤解の中身も服薬や受診への影響も分かりません。まず発言の背景を尋ね、理解を共有してから医師の説明につなげます。公式正答はeです。

各選択肢の検討

a.別の話題に変える。誤り。患者の意見表明を避ける対応で、誤解とその背景が残ります。

b.患者の発言を否定する。誤り。自分の見方を押し通す前に、相手の見方を探る姿勢が必要です。

c.通院を継続するかを確認する。誤り。この発言は通院の意思を示したものではなく、問題の中心から外れます。

d.高血圧の合併症について説明する。誤り。説明は必要ですが、患者の考えを理解してから行う方が伝わります。

e.発言の根拠となる情報を聴取する。正しい。どんな体験や情報からそう考えたのかを聞くことで、誤解を正す手がかりが得られます。

覚えるポイント

誤解に見える発言は、否定や説明の前に背景を聞く。

出典・参考資料

問題と正答の出典は厚生労働省です。解説は本サイトが作成した学習用の解説で、厚生労働省の公式解説ではありません。出題時点の設問に沿って説明しています。

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