第103回医師国家試験 G30(2009年)
正答:e
問題
甲状腺機能亢進症でみられるのはどれか。
a.徐脈
b.硬便
c.眼振
d.脈圧減少
e.体重減少
正答の理由
甲状腺機能亢進症は代謝亢進の状態で、動悸、疲労、暑がり、不安、振戦に加えて、食欲が増えても体重が減ります。公式正答はeです。
各選択肢の検討
a.徐脈。誤り。みられるのは頻脈で、心房細動を伴うこともあります。
b.硬便。誤り。排便回数が増え、ときに下痢になります。
c.眼振。誤り。この疾患を特徴づける症候ではありません。甲状腺機能亢進症の眼の徴候として資料が挙げるのは、凝視、眼瞼遅延、眼瞼後退、軽い結膜充血と、Graves病の眼球突出です。眼振が決して起こらないと述べた資料を確認したわけではありません。
d.脈圧減少。誤り。脈圧は増大します。
e.体重減少。正しい。代謝亢進による代表的な症状で、食欲増進があっても起こります。
覚えるポイント
甲状腺機能亢進症は頻脈・脈圧増大・排便増加・体重減少。
出典・参考資料
問題と正答の出典は厚生労働省です。解説は本サイトが作成した学習用の解説で、厚生労働省の公式解説ではありません。出題時点の設問に沿って説明しています。