肺の微細構造と二次小葉|第103回医師国家試験G27

第103回医師国家試験 G27(2009年)

正答:a・d

問題

肺の微細構造について正しいのはどれか。2つ選べ。

a.杯細胞は気管支上皮に存在する。

b.肺動脈は小葉間隔壁に存在する。

c.細気管支は小葉間隔壁に存在する。

d.リンパ管は小葉間隔壁に存在する。

e.肺静脈は二次小葉中心部に存在する。

正答の理由

二次小葉の中心には細気管支と肺動脈が並び、周辺の小葉間隔壁には肺静脈とリンパ管が走ります。この「中心=動脈と気道、辺縁=静脈とリンパ管」の配置を覚えれば、b、c、eは誤りと分かります。気道の偽重層線毛上皮には杯細胞があります。公式正答はadです。

各選択肢の検討

a.杯細胞は気管支上皮に存在する。正しい。気道は杯細胞を含む偽重層の線毛上皮で覆われています。確認した総説は上下気道全体の記述で、気管支に限った記載ではありません。

b.肺動脈は小葉間隔壁に存在する。誤り。肺動脈は気管支に伴走し、二次小葉では中心部に位置します。

c.細気管支は小葉間隔壁に存在する。誤り。細気管支も肺動脈とともに小葉の中心部にあります。

d.リンパ管は小葉間隔壁に存在する。正しい。小葉間隔壁には肺静脈とともにリンパ管が走り、中心側の気管支周囲のリンパ管と吻合します。Kerley B線はこの隔壁の肥厚を反映します。

e.肺静脈は二次小葉中心部に存在する。誤り。肺静脈は気管支に伴走せず、小葉間隔壁を走ります。

覚えるポイント

二次小葉は中心に細気管支と肺動脈、小葉間隔壁に肺静脈とリンパ管。

出典・参考資料

問題と正答の出典は厚生労働省です。解説は本サイトが作成した学習用の解説で、厚生労働省の公式解説ではありません。出題時点の設問に沿って説明しています。

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