心不全でみられる異常呼吸|第103回医師国家試験G24

第103回医師国家試験 G24(2009年)

正答:a・e

問題

心不全でみられる異常呼吸はどれか。2つ選べ。

a.Cheyne-Stokes呼吸

b.Kussmaul呼吸

c.口すぼめ呼吸

d.Biot呼吸

e.起坐呼吸

正答の理由

心不全では、横になると息苦しくなる起坐呼吸が代表的な症状です。睡眠中には中枢性無呼吸を伴うCheyne-Stokes呼吸がみられます。心不全患者の中枢性睡眠時無呼吸の合併率は21〜40%と報告され、左室収縮機能障害ではCheyne-Stokes呼吸を伴うものが予後予測因子の一つです。公式正答はaeです。

各選択肢の検討

a.Cheyne-Stokes呼吸。正しい。循環器の指針で、心不全に合併する中枢性睡眠時無呼吸の型として扱われています。

b.Kussmaul呼吸。誤り。代謝性アシドーシスを代償する速く深い呼吸で、糖尿病性ケトアシドーシスが典型です。

c.口すぼめ呼吸。誤り。進行したCOPDの徴候として挙げられます。

d.Biot呼吸。誤り。失調性呼吸とも呼ばれ、不規則な呼吸の群発と長さの不定な無呼吸が交互に出ます。延髄や橋尾側の障害に関連します。

e.起坐呼吸。正しい。労作時呼吸困難、浮腫、肺のcrackles、Ⅲ音などとともに心不全を示唆する所見です。

覚えるポイント

心不全は起坐呼吸とCheyne-Stokes呼吸。Kussmaulは代謝性アシドーシス、口すぼめはCOPD、Biotは脳幹障害。

出典・参考資料

問題と正答の出典は厚生労働省です。解説は本サイトが作成した学習用の解説で、厚生労働省の公式解説ではありません。出題時点の設問に沿って説明しています。

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