第103回医師国家試験 G1(2009年)
正答:a・c・d
問題
我が国の離島の現状で正しいのはどれか。3つ選べ。
a.人口減少が顕著である。
b.生活習慣病は減少している。
c.生産年齢人口の割合が少ない。
d.高齢化率は25%を超えている。
e.人口当たりの医師数は全国平均よりも多い。
正答の理由
国土交通省の資料では、離島人口は昭和35年の約92万人から平成17年の約43万人へ一貫して減少し、年齢構成は全国より若年層が少なく高齢者が多いと整理されています。平成17年の高齢者比率は33.0%でした。一方、人口10万人当たりの常勤医師は平成14年に全国195.8人に対し離島110.8人で、全国平均を大きく下回ります。公式正答はa、c、dです。
各選択肢の検討
a.人口減少が顕著である。正しい。離島の人口は一貫して減少し、減少率は過疎地域など他の条件不利地域より大きいと報告されています。
b.生活習慣病は減少している。誤り。確認した国土交通省資料に離島で生活習慣病が減っているとの記載はなく、公式正答にも含まれません。
c.生産年齢人口の割合が少ない。正しい。資料は離島の人口構成について「若年層の比率が低く、高齢者の比率が高い」と記しており、その構成に合致します。15〜64歳の割合そのものの数値は確認資料に示されていません。
d.高齢化率は25%を超えている。正しい。離島の高齢者比率は平成17年に33.0%で、25%を大きく超えています。
e.人口当たりの医師数は全国平均よりも多い。誤り。常勤医師数は全国の55〜57%程度にとどまり、平成18年でも全国217.5人に対し離島119.3人です。
覚えるポイント
離島は人口減少と高齢化が進み、人口当たりの医師数は全国平均より少ない。
出典・参考資料
問題と正答の出典は厚生労働省です。解説は本サイトが作成した学習用の解説で、厚生労働省の公式解説ではありません。出題時点の設問に沿って説明しています。