第103回医師国家試験 F3(2009年)
正答:b
問題
乳児の診察で最後に診るのはどれか。
a.大泉門
b.咽頭
c.心音
d.肝
e.深部反射
正答の理由
小児の診察では、母親の膝の上など落ち着ける状況で観察を始め、痛みや不快を伴う部分は最後に回します。読んだ2つの医学部教育資料はともに、最後に回す例に咽頭と耳を挙げ、一方は年少児では泣き出す前に心臓、肺、腹部を診るよう述べています。肢の中で該当するのは咽頭で、公式正答はbです。これらは教育資料の記載で、順序を定めた指針ではなく、順序は年齢や機嫌に合わせて個別に決めるとされています。
各選択肢の検討
a.大泉門。最後ではない。泉門の緊張は児が静かなときに評価するのがよいとされ、泣かせる前に診ます。
b.咽頭。正しい。不快で啼泣につながりやすいため、最後に回します。
c.心音。最後ではない。年少児では泣き出す前に心臓を診ることが勧められています。
d.肝。最後ではない。腹部も泣き出す前に診る部位として挙げられています。
e.深部反射。最後ではない。最後に回す例として挙げられているのは咽頭と耳で、深部反射ではありません。深部反射の順番を名指しした記載は読んだ資料にありません。
覚えるポイント
乳児の診察は不快な手技を最後に。咽頭と耳は後回し。
出典・参考資料
- 厚生労働省:第103回医師国家試験問題および正答
- Outline for Pediatric History & Physical Exam(University of North Dakota School of Medicine)
- Guide to the Comprehensive Pediatric H&P Write Up(University of Central Florida College of Medicine)
問題と正答の出典は厚生労働省です。解説は本サイトが作成した学習用の解説で、厚生労働省の公式解説ではありません。出題時点の設問に沿って説明しています。