肺結核の院内感染対策|第103回医師国家試験E27

第103回医師国家試験 E27(2009年)

正答:a

問題

肺結核で入院中の患者に対する医療従事者の対応で誤っているのはどれか。

a.陽圧病室での診療

b.診察前後の手洗い

c.採血時の手袋着用

d.入室の際の N95 マスク着用

e.室外に出る患者へのサージカルマスク着用指示

正答の理由

肺結核は飛沫核の吸入で感染するので、空気を室外へ漏らさない陰圧室で管理します。陽圧にすると室内の空気が廊下へ流れ出すため、aが誤りです。職員のN95と患者のサージカルマスクの使い分けも押さえます。公式正答はaです。

各選択肢の検討

a.陽圧病室での診療。誤り。結核は空気感染隔離室(AIIR)で管理し、室内は廊下に対して陰圧にします。陽圧は免疫不全患者を守る防護環境の条件です。

b.診察前後の手洗い。正しい。標準予防策として、患者との直接接触の前と、体液などに触れた後に手指衛生を行います。

c.採血時の手袋着用。正しい。血液との接触が予想されるため、標準予防策として手袋を着用します。

d.入室の際の N95 マスク着用。正しい。隔離室に入る医療従事者にはN95以上の呼吸用保護具が勧められます。

e.室外に出る患者へのサージカルマスク着用指示。正しい。やむなく室外へ移動する場合、患者には可能ならサージカルマスクを着けて咳エチケットを守るよう指示します。

覚えるポイント

結核は陰圧個室。職員はN95、室外へ出る患者はサージカルマスク。

出典・参考資料

問題と正答の出典は厚生労働省です。解説は本サイトが作成した学習用の解説で、厚生労働省の公式解説ではありません。出題時点の設問に沿って説明しています。

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