第103回医師国家試験 E14(2009年)
正答:b
問題
熱傷の深さに影響を与えないのはどれか。
a.患者年齢
b.受傷面積
c.受傷部位
d.接触時間
e.熱源の種類
正答の理由
熱傷の深さは、熱の温度、作用した時間、熱源の種類と、受ける側の皮膚の厚さで決まります。受傷面積は深さとは別の軸で、面積(%TBSA)と深さをそれぞれ評価して重症度を判断します。公式正答はbです。
各選択肢の検討
a.患者年齢。影響する。小児は皮膚が薄く、同じ熱でも成人より深くなりやすいとされます。
b.受傷面積。影響しない。これが正答。広さは深さと独立に評価する指標で、面積が広いことが局所を深くするわけではありません。
c.受傷部位。影響する。皮膚の厚さは部位で異なり(手掌や背部は厚い)、皮膚が薄いと同じ熱でも深くなりやすいので、部位も影響すると考えられます。
d.接触時間。影響する。熱が皮膚に作用する時間が長いほど深くなります。
e.熱源の種類。影響する。炎、液体などの熱源の種類は深さを決める因子の一つです。
覚えるポイント
深さは温度・時間・熱源・皮膚の厚さで決まる。面積は深さとは別の重症度の軸。
出典・参考資料
- 厚生労働省:第103回医師国家試験問題および正答
- Burnwound v3.2 (2019EN) | Zorginformatiebouwstenen
- Burns in Early Childhood: Age-Specific Causes, Risks, Management, and Implications-A Narrative Review
- Burns – MSD Manual Professional Edition
- Initial Management of Acute Burns (Vanderbilt Global Surgical Atlas)
問題と正答の出典は厚生労働省です。解説は本サイトが作成した学習用の解説で、厚生労働省の公式解説ではありません。出題時点の設問に沿って説明しています。