Köbner現象を示す皮膚疾患|第103回医師国家試験D11

第103回医師国家試験 D11(2009年)

正答:b・e

問題

Köbner現象を示すのはどれか。2つ選べ。

a.Bowen病

b.扁平苔癬

c.尋常性狼瘡

d.菌状息肉症

e.尋常性乾癬

正答の理由

公式正答はb・eです。Köbner現象は、健常にみえる皮膚への外傷部位に、もとの皮膚疾患と同じ皮疹が新たに出る現象で、同形反応とも呼ばれます。乾癬、尋常性白斑、扁平苔癬で規則的にみられます。外傷部に感染が移るいぼ・伝染性軟属腫は偽Köbner反応として区別します。

各選択肢の検討

a.Bowen病。誤り。Bowen病は皮膚の扁平上皮癌in situで、Köbner現象を規則的に示す疾患の一覧に入りません。

b.扁平苔癬。正しい。活動期には軽いひっかき傷の部位に新しい丘疹が出て、線状に並ぶことがあります。

c.尋常性狼瘡。誤り。皮膚結核の一型で、結核の再感染に伴う病変です。

d.菌状息肉症。誤り。皮膚T細胞リンパ腫で、斑状期、局面期と進みます。Köbner現象の代表疾患ではありません。

e.尋常性乾癬。正しい。外傷、感染、薬剤が誘因となる乾癬で、外傷部に新たな皮疹を生じます。

覚えるポイント

Köbner現象の代表は乾癬・扁平苔癬・尋常性白斑。外傷部に同じ皮疹が出る。

出典・参考資料

問題と正答の出典は厚生労働省です。解説は本サイトが作成した学習用の解説で、厚生労働省の公式解説ではありません。出題時点の設問に沿って説明しています。

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