清潔野の作成と切開排膿の手順|第103回医師国家試験C15

第103回医師国家試験 C15(2009年)

正答:b

問題

清潔野を作り、切開排膿をする手順(別冊No.1 ㋐~㋔)を別に示す。

4番目に行うのはどれか。

a.㋐

b.㋑

c.㋒

d.㋓

e.㋔

別冊No.1 5枚の写真。㋐前腕の皮膚を長い柄の綿球で褐色の消毒液で消毒している。㋑前腕に青緑色の穴あきドレープをかけ、穴から消毒した皮膚がみえる。㋒広げた包みの上の滅菌手袋に素手を近づけている。㋓ドレープの穴の中の皮膚にメスの刃を当てている。㋔流水で手を洗っている。
別冊No.1 ㋐~㋔ / 出典:厚生労働省・第103回C別冊(原本の該当ページ)

正答の理由

公式正答はbです。写真は㋐皮膚消毒、㋑穴あきドレープ、㋒滅菌手袋の取り出し、㋓メスでの切開、㋔手洗いです。手指衛生は手袋を着ける前に行うので手洗い(㋔)で始め、皮膚消毒(㋐)と滅菌手袋の装着(㋒)の後に、ドレープ(㋑)をかけて清潔野を作り、最後に切開(㋓)します。消毒と手袋の順が入れ替わっても、4番目はドレープです。

画像の見方

㋐前腕の皮膚を、長い柄の先の綿球で褐色の消毒液を塗って消毒している。㋑青緑色の穴あきドレープで前腕を覆い、穴から消毒済みの皮膚が出ている。㋒広げた滅菌包装の上に手袋が置かれ、素手で取ろうとしている。㋓ドレープの穴を近接した写真で、メスの刃先が皮膚に当たる。㋔洗面台の流水で手を洗っている。

各選択肢の検討

a.㋐。誤り。皮膚消毒は手洗いの後、ドレープをかける前に済ませるので、2〜3番目です。

b.㋑。正しい。消毒した皮膚を穴あきドレープで囲むのが、切開の直前の4番目です。

c.㋒。誤り。滅菌手袋は手洗いの後、ドレープより前に着けるので、2〜3番目です。

d.㋓。誤り。切開は清潔野が完成した後の5番目です。

e.㋔。誤り。手洗いは手袋を着ける前、最初に行う1番目です。

覚えるポイント

手洗い→滅菌手袋・皮膚消毒→ドレープ→切開。清潔野は切開の前に完成させる。

出典・参考資料

問題と正答の出典は厚生労働省です。解説は本サイトが作成した学習用の解説で、厚生労働省の公式解説ではありません。出題時点の設問に沿って説明しています。

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