身体診察の体位|第103回医師国家試験C5

第103回医師国家試験 C5(2009年)

正答:e

問題

身体診察の組合せで正しいのはどれか。

a.肝 ── 側臥位

b.腎 ── 腹臥位

c.膀胱 ── 立位

d.前立腺 ── 腹臥位

e.直腸 ── 側臥位

正答の理由

公式正答はeです。肛門・直腸の視診や触診は、左側臥位(Sims位)で行うのがよいとされています。肝・腎・膀胱は腹部診察として仰臥位で診るのが基本で、前立腺は直腸診で触れます。

各選択肢の検討

a.肝 ── 側臥位。誤り。腹部の診察は仰臥位で行い、手を右下腹部から上へ移しながら深呼吸で下がる肝縁を触れます。

b.腎 ── 腹臥位。誤り。腹臥位では腹部から触診できません。肋骨脊柱角の叩打痛は背部から確かめますが、腎の触診は仰臥位で、一方の手を腰の下に入れた双手診で行います。

c.膀胱 ── 立位。誤り。膀胱は下腹部の打診と触診で緊満を確かめる腹部診察の対象で、仰臥位で行います。

d.前立腺 ── 腹臥位。誤り。前立腺は直腸診で評価するため、左側臥位など直腸診の体位をとります。

e.直腸 ── 側臥位。正しい。左側臥位(Sims位)が直腸診の代表的な体位です。

覚えるポイント

直腸診は左側臥位(Sims位)。肝・腎・膀胱は仰臥位の腹部診察で診る。

出典・参考資料

問題と正答の出典は厚生労働省です。解説は本サイトが作成した学習用の解説で、厚生労働省の公式解説ではありません。出題時点の設問に沿って説明しています。

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