リスボン宣言と患者の権利|第103回医師国家試験C2

第103回医師国家試験 C2(2009年)

正答:e

問題

リスボン宣言に記されている患者の権利でないのはどれか。

a.健康教育を受ける権利

b.良質の医療を受ける権利

c.宗教的支援を受ける権利

d.別の医師の意見を求める権利

e.自殺企図時に救命を拒否する権利

正答の理由

公式正答はeです。リスボン宣言は意識のない患者の項で、医師は自殺企図により意識を失っている患者の生命を救うよう常に努力すべきだと定めています。自殺企図時に救命を拒否する権利は記されていません。

各選択肢の検討

a.健康教育を受ける権利。宣言に記載があり、第9項に挙げられています。誤り(設問の答えではない)。

b.良質の医療を受ける権利。宣言に記載があり、第1項の表題です。誤り(設問の答えではない)。

c.宗教的支援を受ける権利。宣言に記載があり、第11項で聖職者による支援を含む慰問を受けるか否かを決める権利とされています。誤り(設問の答えではない)。

d.別の医師の意見を求める権利。宣言に記載があり、第2項bでいかなる治療段階でも認められています。誤り(設問の答えではない)。

e.自殺企図時に救命を拒否する権利。宣言に記載がなく、これが正答です。第4項cはむしろ救命に努めるよう医師に求めています。

覚えるポイント

リスボン宣言は自己決定権を認めるが、自殺企図で意識を失った患者については救命の努力を求める。

出典・参考資料

問題と正答の出典は厚生労働省です。解説は本サイトが作成した学習用の解説で、厚生労働省の公式解説ではありません。出題時点の設問に沿って説明しています。

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