第103回医師国家試験 B10(2009年)
正答:b・c
問題
急性湿疹でみられるのはどれか。2つ選べ。
a.硬化
b.丘疹
c.紅斑
d.膨疹
e.紫斑
正答の理由
公式正答はb・cです。急性湿疹は発症後数日の湿疹で、滲出性紅斑、浮腫、ときに小水疱を伴い、小丘疹が混在します。硬化は線維化、膨疹は局所の浮腫、紫斑は出血による皮疹で、いずれも湿疹の基本像ではありません。
各選択肢の検討
a.硬化。誤り。全身性強皮症などの線維化でみられる皮膚の硬さで、発症後数日の湿疹の所見ではありません。
b.丘疹。正しい。紅斑に小丘疹が混在し、小水疱もみられます。
c.紅斑。正しい。滲出性紅斑が急性湿疹の主な所見です。
d.膨疹。誤り。蕁麻疹の皮疹で、局所の浮腫による隆起です。
e.紫斑。誤り。出血による皮疹で、圧迫しても退色しません。血管炎や凝固異常を示唆します。
覚えるポイント
急性湿疹は紅斑・丘疹・小水疱。膨疹は蕁麻疹、紫斑は出血、硬化は線維化の皮疹。
出典・参考資料
- 厚生労働省:第103回医師国家試験問題および正答
- 7章 湿疹・皮膚炎(皮膚科教科書の抜粋PDF、北海道大学皮膚科サイト掲載)
- Description of Skin Lesions – MSD Manual Professional Edition
- Systemic Sclerosis – MSD Manual Professional Edition
問題と正答の出典は厚生労働省です。解説は本サイトが作成した学習用の解説で、厚生労働省の公式解説ではありません。出題時点の設問に沿って説明しています。