胸膜炎の胸痛|第103回医師国家試験A9

第103回医師国家試験 A9(2009年)

正答:e

問題

胸膜炎による胸痛の特徴はどれか。

a.叩打痛

b.拍動性疼痛

c.圧痛点の存在

d.上肢への放散

e.深吸気時に増強

正答の理由

胸膜性胸痛は壁側胸膜の炎症による鋭い痛みで、吸気で悪化します。呼吸に伴って胸膜が動くためです。胸膜炎は呼吸や咳で痛むのが特徴で、ときに胸膜摩擦音を聴取します。公式正答はeです。

各選択肢の検討

a.叩打痛。誤り。胸膜炎の痛みを特徴づける所見ではありません。呼吸との関係で評価します。

b.拍動性疼痛。誤り。胸膜性胸痛は鋭い痛み、または漠然とした不快感で、拍動性ではありません。

c.圧痛点の存在。誤り。胸部の触診で悪化する痛みは胸壁由来に限らず、原因を特定できる所見ではありません。胸膜炎の特徴としては呼吸性の増悪を挙げます。

d.上肢への放散。誤り。上肢への放散は心筋虚血でよく問われる所見です。

e.深吸気時に増強。正しい。壁側胸膜の炎症を示す典型的な性状です。

覚えるポイント

胸膜炎の痛みは吸気・咳で悪化する鋭い痛み。壁側胸膜の炎症を示す。

出典・参考資料

問題と正答の出典は厚生労働省です。解説は本サイトが作成した学習用の解説で、厚生労働省の公式解説ではありません。出題時点の設問に沿って説明しています。

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