高齢者の転倒による骨折(大腿骨近位部骨折)|第102回医師国家試験H19

第102回医師国家試験 H19(2008年)

正答:d

問題

高齢者の転倒で骨折が最も起こりやすいのはどれか。

a.頭蓋骨

b.鼻骨

c.中手骨

d.大腿骨

e.中足骨

正答の理由

大腿骨近位部骨折は骨粗鬆症のある高齢者に多い骨折で、ほとんどが立った高さからの転倒で生じ、股関節部骨折の95%超が転倒によるとされる。寝返りや椅子から立ち上がる程度のわずかな力でも起こり得る。他の選択肢は高齢者の転倒で典型的に問題となる骨折部位ではない。

各選択肢の検討

a.頭蓋骨は転倒による頭部外傷で問題になり得るが、骨粗鬆症を背景とした脆弱性骨折の好発部位ではない。

b.鼻骨骨折は顔面への直達外力で生じるもので、高齢者の転倒で最も起こりやすい骨折ではない。

c.中手骨骨折は手の直達外力や打撲で生じ、高齢者の転倒に特徴的な骨折ではない。

d.大腿骨(近位部)は骨粗鬆症のある高齢者に多く、ほとんどが立った高さからの転倒で生じる骨折部位であり、正答。

e.中足骨骨折は足部への直達外力や疲労骨折として生じ、高齢者の転倒に特徴的な骨折ではない。

覚えるポイント

高齢者の転倒で問題になるのは骨粗鬆症を背景とした大腿骨近位部骨折である。

出典・参考資料

問題と正答の出典は厚生労働省です。解説は本サイトが作成した学習用の解説で、厚生労働省の公式解説ではありません。出題時点の設問に沿って説明しています。

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