NSAIDによる消化管出血の部位|第102回医師国家試験G3

第102回医師国家試験 G3(2008年)

正答:b・c

問題

非ステロイド性抗炎症薬によって出血をきたしやすい部位はどれか。2つ選べ。

a.食道

b.胃

c.十二指腸

d.回腸

e.直腸

正答の理由

公式正答はb・cです。消化性潰瘍は「胃(胃潰瘍)または十二指腸の最初の数cm(十二指腸潰瘍)の粘膜が筋層粘膜板を越えてびらんした状態」と定義され、潰瘍のほぼすべてはHelicobacter pylori感染か非ステロイド性抗炎症薬〈NSAID〉の使用によるとされます。出血はこの潰瘍の合併症で、NSAIDで出血をきたしやすいのは胃と十二指腸です。

各選択肢の検討

a.食道。誤り。NSAIDに関連する潰瘍の好発部位として挙げられているのは胃と十二指腸で、食道は含まれていません。

b.胃。正しい。胃潰瘍は消化性潰瘍の代表で、原因のほぼすべてがH. pylori感染かNSAID使用とされます。

c.十二指腸。正しい。十二指腸の最初の数cmも消化性潰瘍の好発部位で、同じくNSAIDが主要な原因です。

d.回腸。誤り。NSAIDに関連する潰瘍の典型的な部位として挙げられていません。

e.直腸。誤り。同様に、NSAIDによる潰瘍の好発部位として挙げられていません。

覚えるポイント

NSAIDとH. pyloriは消化性潰瘍の二大原因で、好発部位は胃と十二指腸球部。出血はその合併症。

出典・参考資料

問題と正答の出典は厚生労働省です。解説は本サイトが作成した学習用の解説で、厚生労働省の公式解説ではありません。出題時点の設問に沿って説明しています。

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