胎児肺成熟の指標|第102回医師国家試験E17

第102回医師国家試験 E17(2008年)

正答:c

問題

胎児肺成熟の指標となるのはどれか。

a.心胸郭比

b.胎児呼吸様運動

c.マイクロバブルテスト

d.アプトテスト〈アルカリ変性試験〉

e.コントラクションストレステスト

正答の理由

公式正答はcです。マイクロバブルテスト(stable microbubble test)は羊水や初回胃液を撹拌して生じる微小気泡の安定性からサーファクタントの量を推定する検査で、L/S比やラメラ体数と並ぶ肺成熟の指標です。

各選択肢の検討

a.心胸郭比。誤り。心胸郭比は心臓の大きさを表す指標で、肺サーファクタントの量とは関係しません。

b.胎児呼吸様運動。誤り。胎児呼吸様運動はbiophysical profileの構成要素で、胎児の健常性(well-being)の評価項目です。

c.マイクロバブルテスト。正しい。羊水・初回胃液・気管吸引液で行える簡便なベッドサイド検査で、安定した微小気泡の有無からサーファクタントの不足を判定します。

d.アプトテスト〈アルカリ変性試験〉。誤り。アプトテストはヘモグロビンのアルカリ変性の有無で胎児血か母体血かを判別する検査で、新生児の消化管出血が分娩時に飲み込んだ母体血によるものかを見分けるのに使います。

e.コントラクションストレステスト。誤り。オキシトシンで子宮収縮を誘発し、収縮に対する胎児心拍の反応をみる胎児機能評価法で、肺成熟の指標ではありません。

覚えるポイント

肺成熟の指標はL/S比・ホスファチジルグリセロール・ラメラ体数・マイクロバブルテスト。胎児呼吸様運動とCSTは胎児well-being、アプトテストは胎児血と母体血の鑑別。

出典・参考資料

問題と正答の出典は厚生労働省です。解説は本サイトが作成した学習用の解説で、厚生労働省の公式解説ではありません。出題時点の設問に沿って説明しています。

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