びまん性肺疾患の基本事項|第102回医師国家試験D2

第102回医師国家試験 D2(2008年)

正答:b

問題

誤っているのはどれか。

a.肺胞微石症は遺伝性疾患である。

b.肺リンパ管筋腫症〈LAM〉は男性に多い。

c.肺Langerhans組織球症は喫煙者に多い。

d.肺胞蛋白症はマクロファージの機能異常によって生じる。

e.アレルギー性気管支肺アスペルギルス症では気管支型粘性痰が認められる。

正答の理由

肺リンパ管筋腫症〈LAM〉は平滑筋様細胞が肺・肺血管・リンパ管・胸膜に増殖する疾患で、まれであり大部分が若年女性に発症します。男性に多いという記述が誤りで、公式正答はbです。

各選択肢の検討

a.肺胞微石症は遺伝性疾患である。正しい。SLC34A2遺伝子の変異による常染色体潜性〈劣性〉遺伝性疾患です。

b.肺リンパ管筋腫症〈LAM〉は男性に多い。誤り。若年女性にほぼ限って発症し、結節性硬化症に合併することもあります。

c.肺Langerhans組織球症は喫煙者に多い。正しい。原因は不明ですが喫煙が主たる役割を果たし、治療の基本は禁煙です。

d.肺胞蛋白症はマクロファージの機能異常によって生じる。正しい。GM-CSFシグナルの異常で肺胞マクロファージのサーファクタント処理が障害され、多くの患者で抗GM-CSF抗体が検出されます。

e.アレルギー性気管支肺アスペルギルス症では気管支型粘性痰が認められる。正しい。緑褐色の粘液栓を喀出するのが特徴的な症状です。

覚えるポイント

LAMは若年女性。肺胞蛋白症はGM-CSF/マクロファージ異常、肺Langerhans組織球症は喫煙、肺胞微石症はSLC34A2。

出典・参考資料

問題と正答の出典は厚生労働省です。解説は本サイトが作成した学習用の解説で、厚生労働省の公式解説ではありません。出題時点の設問に沿って説明しています。

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