第102回医師国家試験 B30(2008年)
正答:b
問題
光化学オキシダントの主な物質はどれか。
a.フロン
b.オゾン
c.二酸化硫黄
d.浮遊粒子状物質
e.ダイオキシン類
正答の理由
公式正答はbです。光化学オキシダントは、窒素酸化物と炭化水素が紫外線を受けて生じる酸化性物質(中性ヨウ化カリウム溶液からヨウ素を遊離するもの。二酸化窒素を除く)の総称で、その主成分はオゾンです。環境基準も「オゾンとして」の濃度で定められています。
各選択肢の検討
a.フロン。誤り。成層圏のオゾン層を破壊する物質であり、地表の光化学オキシダントの成分ではありません。同じオゾンでも成層圏と対流圏で意味が逆になる点に注意します。
b.オゾン。正しい。光化学オキシダントの大部分を占め、環境基準も8時間値0.07ppm以下などオゾン濃度として示されます。
c.二酸化硫黄。誤り。主に化石燃料の燃焼で生じる硫黄酸化物で、別に環境基準が定められた一次汚染物質です。
d.浮遊粒子状物質。誤り。大気中に浮遊する粒径10μm以下の粒子状物質で、気体の酸化性物質ではありません。
e.ダイオキシン類。誤り。主に燃焼過程で生成する有機塩素化合物で、別に環境基準が設定されています。
覚えるポイント
光化学オキシダント=窒素酸化物と炭化水素から紫外線でできる酸化性物質の総称。主成分はオゾンで、環境基準もオゾンとして定める。
出典・参考資料
問題と正答の出典は厚生労働省です。解説は本サイトが作成した学習用の解説で、厚生労働省の公式解説ではありません。出題時点の設問に沿って説明しています。